お子さんがいらっしゃるご家庭にとって、教育は非常に関心の高く、優先順位の高い問題だと思います。そのため、学校を選定する際には、周囲の方から十分な情報を得る必要があります。以下にポイントを記します。
具体的な学区及び学校選びのポイント
- ESL(English as a Second Language)と呼ばれる海外から来た児童・生徒のための英語教育が充実しているか。ESLの授業はNY州の法律で各学校に義務付けられていますが、実施内容(時間数)は各学区の裁量によるため学校毎に異なります。
- エイド(補助の先生)が付いてくれることがあります。人数、科目等をご確認下さい。
- 外国人に対する理解度が、学校や先生により異なります。各学校のガイダンスやESLの先生にアドバイスを受けて下さい。
- 同じ学校に日本語を話せる児童・生徒がいるかどうか。学校行事や連絡事項をサポートしてもらえるため、ご両親にとっても心強い存在となります。
- 学制が学区により異なり(小学校(5年)+中学校(3年)+高校(4年)や小学校(4年)+中学校(4年)+高校(4年)など)、日本の小学校5年生の学齢で中学(Middle School)に編入することもあります。お子さんの英語への順応性や性格、体力などにより無理のない学年を選ぶことをお勧めします。
代表的な居住地区
バッファロー及びその周辺市町村には日本人が多く居住する地区があります。以下に日本人が居住し、かつ治安の良い具体的な市町村をご紹介します。(情報は2011年でのものです。最新の情報をご確認下さい。)
Williamsville Central School District(http://www.williamsvillek12.org/)
Town of Amherst内。日本人が最も多く居住している地区で、教育に熱心な地区です。特に高校では大学進学に重点をおいた教育を行っています。小学校(KindergartenからGrade 4)6校、中学校(Grade 5からGrade 8)4校、高校(Grad 9からGrade 12)3校があります。
Amherst Central School District(http://www.amherstschools.org/ )
Town of Amherst内。学区内にUniversity at Buffaloのノースキャンパスがあるため日本を含めたアジアからの教員や留学生が多く、日本人にとって生活し易い地区です。小学校(Grade 5まで)2校、中学校1校、高校1校があります。小中高校の雰囲気は共に開放的でESLの時間数も多く、外国人児童・生徒に対する理解が進んでいます。
Clarence Central School District(http://www.clarenceschools.org/)
Town of Clarence内。Williamsville Central School Districtの東側に位置し、小学校(Grade 5まで)4校、中学校1校、高校1校があります。Williamsville同様、教育に非常に熱心な地区です。
Orchard Park(http://www.opschools.org/)
Town of Orchard Park内。バッファロー市の南部に位置する地区で、社会的な地位の高い人が多く居住しています。治安や環境は良いのですが、上記3地区に比べ外国人に対する理解が少なく、ESLの授業も少ないようです。小学校(Grade 5まで)4校、中学校1校、高校1校があります。
バッファロー日本語補習校
バッファローには日本政府の支援のもとに父母が運営する日本語を話す小学生と中学生を対象にした補習授業校があります。詳しくは、「バッファロー日本語補習校について」をご覧ください。