医療保険・病院・クリニック

医師にかかるには(ページ下に日本語が通じるクリニックの紹介があります)

アメリカの医療制度は複雑で、保険の内容や医療費は個人の状況によって大きく異なります。ここでは基本的な仕組みをご説明しますが、詳細はご利用の保険会社や雇用主にご確認ください。

アメリカの場合、救急の場合を除いて、日本のように飛び込みで病院や歯医者に行く、ということができません。

  • 定期健診や軽い病 – ご利用の保険会社が提供するパンフレットやウェブサイトで、かかりつけの医師を選び、予約をとります。かかりつけの医師となる、いわゆるfamily physician は、医師のリストのなかではGeneral Practitioner、Primary Care Doctor、Family Medicineなどに分類されています。
  • 専門医 – 専門科の医師にかかる場合には、別途予約が必要です。ご利用の保険によって、かかりつけの医師からの紹介(referral)が必要な場合、患者が専門医を選んで自分で予約をとってもよい場合があります。
  • 救急の場合には、病院のER(Emergency Room)に行くか、近くにあるその他の救急医療センター(Urgent Care CenterやImmediate Care Centerと呼ばれます)に行きます。

医療保険
保険のタイプには、大きく分けて2つあります。HMO(Health Maintenance Organization)はひとつのHMOがネットワークを形成し、被保険者はそのネットワーク内の医師や医療施設を利用します。専門医にかかるにはかかりつけの医師の紹介が必要で、選べる医師や医療施設の選択肢は限られますが、通常、自己負担額はもうひとつのタイプであるPPOに比べると低いようです。

PPO(preferred provider organization)も医師や医療施設のネットワークをもちますが、ネットワーク内の医師であれば、自分でかかりたい医師や医療施設を選ぶことができます。また、自己負担額が増えるものの、ネットワーク外の医療施設で治療を受けることもできます。そのぶん、上のHMOに比べると自己負担額は高めです。

アメリカでは一般の医療保険は民営化されており、数々の会社が存在します。会社勤めの場合、雇用主が保険会社と契約してその会社の保険を社員に提供します。国営の保険には、高齢者の医療保険であるMedicare、低所得者や身体障害をカバーするMedicaidがあります。

通常、4年制の大学に通うフルタイムの学生は、大学の医療保険に加入することが義務付けられます。親や配偶者の保険に既に加入済みである場合は、その旨、書類を大学に提供する必要があります。

自営業者やパートタイムで仕事をしている場合には、自分で医療保険を購入します。保険の購入は、NY State of Health(ニューヨーク州の公式マーケットプレイス)から申し込むことができます。収入によっては補助が受けられる場合もあります。

歯科治療は、通常の医療保険とは別のカテゴリーに分けられており、一般の保険と歯科保険を異なる保険会社と契約する、といったことも少なくありません。

保険のカバー率とco-pay(自己負担額)は、保険会社、治療の内容、治療を受ける施設、処方された薬などによって異なります。自己負担のほかにdeductable(免責額)が指定されている保険もあります。例えば、deductableが500ドルの場合、被保険者は500ドルまでは自己負担となり、医療費が500ドルを超えた時点で、保険会社が一定の割合でカバーします。

薬・処方箋
処方箋無しで購入できる薬は、スーパーマーケットの医薬品コーナーやドラッグストアで購入できます。処方箋が必要な薬は、医師に記入してもらった処方箋をスーパーマーケットやドラッグストアの薬局に持って行きます。急ぎの場合など、医師のオフィスから電話やオンラインで、直接薬局に連絡してくれることもあります。処方箋薬をrefill(補充)するには、薬局のカウンターで依頼することもできますが、薬局の電話の自動サービスシステムを利用して、電話で依頼することもできます。

【メディカルグループ】
Buffalo Medical Group(バッファロー・メディカル・グループ)
かかりつけ医(Primary Care)をはじめ、複数の専門科を擁する地域最大級の総合メディカルグループです。
https://www.buffalomedicalgroup.com/

UBMD Physicians’ Group
バッファロー大学(UB)医学部系列の専門医グループ。西ニューヨーク最大規模で、16以上の専門科をカバーしています。専門医を探す際の出発点として便利です。
https://www.ubmd.com/

【病院】
Buffalo General Medical Center / Gates Vascular Institute
Kaleida Health系列の総合病院。心臓・血管、神経科、整形外科などに強く、UBの医学部附属病院でもあります。
📍 100 High Street, Buffalo, NY 14203 📞 716-859-5600
https://www.buffalogeneral.org/

ECMC(Erie County Medical Center)
西ニューヨーク唯一のレベル1外傷センター。救急・外傷・熱傷・リハビリ・移植など重篤な症例に対応。UBの主要附属病院でもあります。
📍 462 Grider Street, Buffalo, NY 14215 📞 716-898-3000
https://www.ecmc.edu/

Sisters of Charity Hospital
Catholic Health系列。バッファロー最古の病院(1848年創立)で、女性の健康・血管外科などに強みがあります。
📍 2157 Main Street, Buffalo, NY 14214 📞 716-862-1000
https://www.chsbuffalo.org/sisters-of-charity-hospital/

Golisano Children’s Hospital of Buffalo(旧 Women & Children’s Hospital)
Kaleida Health系列の小児・母性専門病院。2017年にダウンタウンの Buffalo Niagara Medical Campus に移転・新設。小児科・産科・NICUなどを擁します。
https://www.ochbuffalo.org/

Millard Fillmore Suburban Hospital
Kaleida Health系列の郊外型総合病院。Amherst(ウィリアムズビル近郊)に位置し、救急・産科・整形外科など幅広い科があります。
📍 1540 Maple Road, Williamsville, NY 14221 📞 716-568-3600
https://www.millardfillmoresuburban.org/

Roswell Park Comprehensive Cancer Center
1898年創設の全米初のがん専門病院。現在もニューヨーク州でNCI指定を受けた数少ないがんセンターのひとつです。
📍 Elm & Carlton Streets, Buffalo, NY 14263 📞 716-845-5772
https://www.roswellpark.org/

【UB関連】
UB Dental(バッファロー大学歯科学部クリニック)
UB歯科学部が運営するクリニック。歯科学生が診療にあたるため、費用が一般の歯科医院より抑えられます。
https://dental.buffalo.edu/patient-care.html